愛川町角田にある「たまのや演芸場」。
知る人ぞ知るこの演芸場、なんと「文具のたまのや」の店内にあるんです。
この演芸場に落語家の桂やまと師匠を招いての独演会「たまのや寄席」の第12回(昼の部・夜の部)が、令和4年9月11日に開催されました。
今回、昼の部にお邪魔をしました。
およそ30人の観客で満席となった場内に出囃子が流れ、やまと師匠が登場。
一席目は「あくび指南」。
江戸の時代にも、歌や踊りなどなど色々なお稽古事があったようですが、この噺で登場するのは、なんと「あくび」のお稽古。
やまと師匠の小気味良い語りで描かれる、主人公とあくびの先生の可笑しなやりとりに、会場は笑いに包まれました。
続いて、たまのや店主・市川さんの「双子の弟でアメリカ在住」という愛川三郎さんによる歌謡ショー。
町内の情景を歌った「箕輪の夜」「日向橋から」などが、会に花を添えます。
休憩を挟んで、やまと師匠の二席目は「五百羅漢」。
大火事の後に迷子を見付けた夫婦。なんとか親を探そうとあの手この手を尽くしますが、なかなか手掛かりがない。
そんなとき、おかみさんが「五百羅漢寺の羅漢像の中に、親に似た顔があるんじゃないか」と思いつき・・・。
迷子を思いやる人々の気持ちを情感たっぷりに演じるやまと師匠の噺を聴いて、会場でも涙を拭う人たちが。
そんな素敵な「たまのや寄席」の終演後に、やまと師匠と愛川三郎さんにインタビューをさせていただきました。
気になるあれやこれやを伺ったインタビューの様子は、下の動画をご覧ください!
また、次回の「たまのや寄席」は、来年3月26日に開催予定だそうです。お楽しみに!