イベント情報

【2019/11/23】第15回 愛川町合唱祭 ※終了・現場レポート更新

2019.11.23

※このイベントは、終了しました。当日の様子をレポートしました!

2005年、愛川町新町発足50周年を契機として始まり、以後毎年開催され、愛川町に歌声を響かせ続けている愛川町合唱祭。

15回目を迎えた今回も、町内で活動するグループや学校など、10組(11団体)が参加し、合唱曲はもちろん、外国や日本の民謡、宗教曲、昭和の名曲やミュージカル曲、テレビドラマの主題歌など、バラエティに富んだ曲目が演奏されました。そして、15回を記念して結成された記念合唱団が、合唱指揮者の藤原規生(ふじはら・のりお)氏の指揮・公開指導を受け、「花は咲く」を合唱!冬が近づく愛川町に、大勢の方々の歌声が響き渡りました!

当日のプログラム

第15回愛川町合唱祭プログラム(一部加工済)

午後1時~ 開会セレモニー

  • プロジェクトチームリーダー挨拶
  • 来賓(代表)挨拶)

三好容子リーダーからの挨拶

1 愛川女声コール 指揮:小島 くみ子 伴奏:田巻 真理

  • 「海と涙と私と」 作詞:やなせたかし 作曲:木下牧子
  • 「故郷の人々」 訳詩:堀内敬三 作曲:S.C.フォスター 編曲:德永洋明
  • 「おおスザンナ」 訳詩:津川主一 作曲: S.C.フォスター 編曲:德永洋明

有名な「おぉスザンナ」をテンポよく、弾むように、女声ならではの綺麗なハーモニーを届けていました。

愛川女声コールからのメッセージ

私達、愛川女声コールは、明るく熱心な小島先生のご指導と、美しいピアノの音色の伴奏をしてくださる田巻先生と、地域のボランティア活動もしながら、とても楽しく練習をしています。一緒に歌ってみたい方、いつでも仲間を募集しています。

2 音の森 うたひろば 指揮:菅原 麻美 伴奏:峯村 友美

  • 「卒業写真」 作詞・作曲:荒井由実 編曲:Tsing-moo
  • 「恋人がサンタクロース」 作詞・作曲:松任谷由実 編曲:今村康
  • 「春よ、来い」 作詞・作曲:松任谷由実 編曲:今村康

全曲ユーミンの曲をお届け。「恋人がサンタクロース」では、アップテンポな曲調で時折体も揺らしながら、各パートのハーモニーをしっかり歌い上げていました。

音の森 うたひろばからのメッセージ

今年は新年号「令和」の時代になりましたが、今もなお「昭和」「平成」と永く愛されているユーミンの曲を、音の森の歌仲間で新しい時代へと引き継がれていくよう精一杯歌います。ユーミンの世界観をお楽しみください。

3 やくばーず 指揮:中村 秀太朗 ピアノ伴奏:中村 久美子

  • 「O salutaris Hostia」 宗教曲 作曲:G.ロッシーニ
  • 「ホームソングメドレー(日本編Ⅰ)」 編曲:源田俊一郎

「ホームソングメドレー」では、「花」、「荒城の月」、「浜辺の歌」など日本の美しい風景を、混成のハーモニーで響かせていました。

 

やくばーずからのメッセージ

日本のなつかしい風景を描いた唱歌3曲を、メドレーで演奏します。また、今年も宗教曲を取り入れました。同じ合唱ですが、曲による印象の違い、バラエティを表現したいです。

4 R音楽室 指揮:関戸 里江子 伴奏:中村 知子 ドラム:関戸 由依

  • 「変わらないもの」 作詞・作曲:山崎朋子
  • 「もみじ」 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 編曲:源田俊一郎
  • 「地球星歌 ~笑顔のために~」 作詞・作曲:ミマス 編曲:富澤裕

小学生から大人までの珍しい構成の合唱団。演奏に入る前に呼びかけをいれたり、「地球星歌~笑顔のために~」ではドラム演奏も取り入れるなど、観客を魅了させる演奏でした。

R音楽室からのメッセージ

R音楽室は音を楽しむことをモットーに活動しています。今年は小学生、高校生、大学生、大人まで新たな楽しいメンバーを迎え歌わせていただきます。

楽しく歌いたい方 お待ちしています♪ 今年は「大切なもの」をテーマに歌わせていただきます。

《休憩及び小学校の映像による紹介》(15分程度)

  • 愛川町小学校連合音楽会より 高峰小学校「花になれ」・中津第二小学校「ファイナル・カウントダウン」

5 コールカナリア 指揮:小島 くみ子 伴奏:田巻 真理

  • 「空よ」 作詞・作曲:難波寛臣
  • 「雪山讃歌」 作詞:西堀栄三郎 作曲:P.モントローズ 編曲:坪野春枝
  • 「輪唱で歌おう・合唱で歌おう」 作詞・作曲:岡本敏明

「白3点」の男声3人の力強い歌声が印象的でした。名曲「雪山讃歌」冒頭では、一歩手前にせり出し、ピンッと背筋を張った姿勢で奏でる歌声は、とてもいいアクセントになっていました。

コールカナリアからのメッセージ

明るくユーモア溢れる小島くみ子先生のご指導のもと、毎月第3土曜日に中津公民館で練習しています。

今日は、誰でも一度は耳にしたことのある曲をお届けします。4人のステキな男性会員を交えてのハーモニーをどうぞお楽しみください。

6 ♪mama sun♪ 伴奏:前川 愛

  • 「ロマンチストの豚」 作詩:やなせたかし 作曲:木下牧子
  • 「NHK朝ドラメドレー」 編曲:前川愛
  • 「小さな恋のうた」 作詞:上江洌清作 作曲:MONGOL800 合唱編曲:西條太貴

アカペラやギター演奏でのNHK朝ドラのテーマソングなどバラエティ豊かな演奏でした。最後にお子さんたちと歌った「小さな恋のうた」のハーモニーは素晴らしく、感動しました。

♪mama sun♪からのメッセージ

私たち♪mama sun♪は、ほんわかアットホームな子育てママの合唱サークルです。指導者はいませんが、月2回みんなで楽しく練習しています。現役子育てママさん、メンバーに入りませんか?見学大歓迎♪ママも輝こう☆

7 混声合唱団コーラス若葉コールウィア 指揮:清澤 伊知子 伴奏:松木 美枝

  • 「主よ、人の望みの喜びよ」 訳詞:木岡英三郎 作曲:J.S.Bach 編曲:河野正幸
  • 「生まれた街へ」 作詞:弥勒 作曲:小六禮次郎
  • 「待ちぼうけ」 作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰 編曲:佐藤愛

合同での参加を感じさせない混声の素晴らしいハーモニー。名曲「まちぼうけ」では、ジェスチャーも交えながらコミカルな歌詞を、素敵な歌声で一生懸命表現されていました。

混声合唱団コーラス若葉・コールウィアからのメッセージ

厚木市文化会館と厚木市女性センターの合唱講座(1999、2000年)から生まれた合唱団で、発足当時から声楽家 清澤伊知子先生の指導で聴く人の心に響く音楽づくりに励んできました。

8 愛川高等学校合唱部 指揮:島村 千恵子 伴奏:中田 大樹

  • 「春よ、来い」 作詞・作曲:松任谷由実 編曲:松任谷正隆
  • 「遠く」 作詞:覚和歌子 作曲:信長貴富

4名ながら、力強い演奏でした。「遠い」は聴いていて本当に遠くに行ってみたくなるような、歌詞に込められた心情を豊かに表現していました。

愛川高等学校合唱部からのメッセージ

愛川高等学校合唱部は大編成に負けない歌声を目指し、日々練習に取り組んでいます。様々な表情が見せられる合唱をお届けします。

《休憩及び中学校の映像による紹介》(10分程度)

  • 愛川中原中学校 紫陽祭より

9 愛川町児童合唱 かえるの学校 指揮:菅原 麻美 伴奏:峯村 友美

  • 日本の四季メドレー
    「朧月夜」 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一
    「春がきた」 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一
    「茶摘」 作詞・作曲:不詳
    「うみ」 作詞:林柳波 作曲:井上武士
    「ちいさい秋みつけた」 作詞:サトウハチロー 作曲:中田喜直 編曲:千野寛
    「赤とんぼ 」 作詞:三木露風 作曲:山田耕筰
    「雪」 文部省唱歌
    「北風小僧の寒太郎」 作詞:井出隆夫 作曲:福田和禾子
  • 「WAになっておどろう ~ILE AIYE~」 作詞・作曲:長万部太郎 編曲:横山潤子

子供たちの元気な歌声と、ボディーパーカッションなども取り入れた表現豊かな演奏が印象的でした。元気さだけでなく、美しさも感じる歌声で、普段の練習の成果を存分に発揮しているようでした。

愛川町児童合唱 かえるの学校からのメッセージ

日本には四季を感じることができる曲がたくさんあります。子供たちには、まだまだ知らない唱歌や童謡をたくさん伝えていきます。今日は春夏秋冬を感じながら、日本の素敵な曲をお楽しみください。

10 愛川混声合唱団 指揮:辻 志朗 伴奏:辻 悦子

  • 「みんなを好きに」 作詞:金子みすゞ 作曲:大田桜子
  • 「君が君に歌う歌」 作詞:Elvis Woodstock 作曲:大島ミチル

幅広い世代、職業を持つ方々で構成されており、ハーモニーにも重厚さを感じました。最後に演奏した「君が君に歌う歌」は「さすが!」の一言。鳥肌が立ちました。

愛川混声合唱団からのメッセージ

今年1月の第10回定期演奏会を盛大に開催でき、次の演奏会もさらに盛り上がるよう、練習に励んでいます。幅広い世代が集う合唱団ですが、今回もNコン課題曲をメインに良いハーモニーを奏でられるよう、歌います。

第15回記念事業 公開レッスン&記念合唱

演奏:第15回愛川町合唱祭 記念合唱団

指揮・公開レッスン:藤原 規生 伴奏:中村 久美子

  • 「花は咲く」 作詞:岩井 俊二 作曲:菅野 よう子

藤原規生先生が、舞台上で訳40名の記念合唱団員に公開レッスンを行いました。冒頭の「真っ白な 雪道に」などの歌詞に描かれた情景や、「今はただ 愛おしい」などの心情を合唱で表現するテクニックなどをレッスン。団員に歌詞を朗読させてみたり、良い表情で歌っていた団員を「手本」として前に出させてみたり、ユーモアを交えながらのレッスンが続きます。「お客さんが笑顔じゃないとダメ」と話されていたとおり、観客の皆さんの笑顔も絶えないレッスンでした。

ジェスチャーも交えて公開レッスンを行った藤原規生先生(左)

 

良い表情で歌っていた団員を前に出させる藤原先生

藤原先生から飛び出すユーモアに笑いが止まらなくなる団員も

公開レッスン後、記念合唱団による「花は咲く」の演奏。素晴らしい歌声でした。

全員合唱 「花は咲く」

公開レッスンで藤原先生は、「花は咲く」の最後のフレーズ「いつか恋するきみのために」について、「何も無くなったところから立ち上がるという気持ちで!」とレッスンされていました。NHK東日本大震災プロジェクトの復興支援ソングである「花は咲く」。開会挨拶で三好容子リーダーは、「この曲を、昨今多発している災害の被災者にも届けたい。全員合唱では、是非、皆さんにも歌って欲しい」と述べられていました。第15回愛川町合唱祭に参加された皆さんの気持ちは、確かに届いていると感じました。

団員皆で手をつないでの全体合唱のフィナーレ

藤原規生(ふじはら・のりお)氏

島根県出身。国立音楽大学声楽学科卒業。〈カルメン〉〈魔笛〉〈ジャンニ・スキッキ〉〈フィガロの結婚〉など多数のオペラ・コンサートに出演。また、合唱指揮者として、ロイヤルチェンバーオーケストラ<第九>を始め、<カルミナブラーナ>、ヴェルディ<レクイエム>、<メサイア>、マーラー<復活>等に多数関わってきた。2008年には皇太子殿下がヴィオラでご出演なされた<第九>公演で、合唱指揮を務めた。2015年6月には東京大学・京都大学男声合唱団合同コンサートで客演指揮、同年11月には島根県でオペレッタ<こうもり>で指揮を務めた。
また、本年9月にはローマ(ヴァチカン)で行われたヴァチカン国際音楽祭2019にて、一昨年、昨年に続き、西本智実指揮、イルミナート管弦楽団&合唱団の合唱指揮を務めた。さらに、同音楽祭にてサンピエトロ大聖堂での《ローマ法王代理ミサ》でグレゴリオ聖歌「オラショ」の指揮を務めた。
現在、洗足こども短期大学非常勤講師、国立音楽大学附属高等学校非常勤講師、日本合唱指揮者協会理事・事務局長、一般財団法人オペラアーツ振興財団事務局長。

 

第15回愛川町合唱祭

開催日時・会場等

  • 日時 2019年11月23日(土) 午後1時~午後4時30分(午後0時30分開場)
  • 会場 愛川町文化会館ホール(入場無料)
  • 主催 愛川町合唱祭プロジェクトチーム、共催 愛川町教育委員会
  • 問い合わせ 中村(TEL 090-1467-7413)
  • チラシ

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住所

愛川町角田250-1

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