6月の夜、半原の「松葉沢」（まつばざわ）では、保存会が愛情を込めて育てたホタルが現れ、ステキな舞いを披露しています。
「松葉沢」は、仏果山、高取山の湧き水を集めながら、半原神社付近から中津川右岸に流入する「宮沢」の一部で、国道412号両向橋下にある馬坂登り口付近から半原神社前あたりまでのことをいいます。付近に「的場」があったという伝承から、別称「的場沢（まとばざわ）」とも呼ばれます。
鑑賞会は、地元の有志による「松葉沢ホタル保存会」が主催し、毎年行われています。会場では、子ども向けにヨーヨーや綿菓子といった出店も並びました。
地元はもちろん、町内外からたくさんのお客さんが来場することから、観賞会の前には、第1回愛川レッドカーペット愛のショートムービーの部最優秀賞受賞作品の「あいのかわ」（半原もロケ地となっています。）などを手作りのスクリーンに放映し、愛川町のPRを行いました。
日が落ち、暗くなった午後７時３０分ごろから、ホタルが光を放ちながら沢沿いを飛び交うと、「光った！」などと歓声があがりました。
松葉沢ホタル保存会は、１９８０年の発足以来、松葉沢の環境保全・美化活動、餌となるカワニナ取りや水源、導水管のメンテナンスなど、ホタルの養殖・保存活動を行っています。鑑賞会の前には、愛川町郷土資料館学芸員による周辺の環境についての講話が行われました。保存会の活動記録
松葉沢のホタルは、例年、６月末ごろまで楽しむことができます。
※会場付近に駐車場はありません。バスでお越しの際は、半原神社付近の「撚糸組合前」または両向橋付近の「愛川ふれあいの村野外センター前」から徒歩10～20分程度です。
※問い合わせ先 松葉沢ホタル保存会会長井上晃一（電話046-281-0294）鑑賞会チラシ
