※このイベントは終了しました。イベント当日のレポートをお届けします!
裏千家 足立原茶道会で、毎年恒例の「あわぜんざいといっぷくのお茶で語る会」が開催されました。16年続く年末の恒例行事。あわぜんざいと2つの茶席を楽しむお茶会です。
イベントの流れ
あわぜんざい
会場内の最初に案内された部屋では、あわぜんざいが振る舞われました。
粘り気がありながら、餅と比較して柔らかくて食べやすく、子どももぺろりとたいらげていました。
茶席(一席目)
あわぜんざいが食べ終わった頃に銅鑼が鳴り、15人程の参加者は、外の日本庭園をとおり、一席目の茶室に案内されました。茶室ではまず、ゆずの干菓子が振る舞われました。干菓子を食べ終わった頃、点てられたお茶が振る舞われると、足立原茶道会代表の足立原美智子さんに作法を教わりながら、参加者は美味しそうにいただいていました。
茶席(二席目)
一席目が終わると、隣にある二席目の茶室に案内されました。ここでは、一席目とは異なり、イスに腰かけ、クリスマス風の可愛いお菓子が振る舞われました。お菓子が食べ終わった頃、クリスマス柄のお茶わんに点てられたお茶が振る舞われました。子どもたちは、二席目もとても楽しんでいました。
代表・足立原美智子さんのことば
「茶室の掛け軸や花入れ、棚やお香などにも、その日もてなす側の亭主の思いが込められてます。亭主の思いを感じ取ることが大切ですです。」
「本日は、茶杓(ちゃしゃく)に『謝茶』という銘がありますので、『感謝の気持ちですくってくれたのだな』と、亭主の気持ちを推し量り、お茶が振る舞われた際には感謝の気持ちを持って、「お先にいただきます」と声をかけるのです。」
1席目の茶室に掛けられた掛け軸に書かれた文字は、「語・尽・山・雲・海・月・情」
「よもやま話を語りあいましょう」という意味とのことです。
亭主の想いのこもった、温かで、賑やかな茶会となりました。
あわぜんざいといっぷくのお茶で語る会 備忘録
開催日時・会場等
詳細はチラシ をご確認ください。
日 時 2018年12月24日(月・祝)正午~午後6時(1時間ごとに交代制)
会 場 裏千家 足立原茶道会
参加費 大人1,000円、子ども500円
主 催 裏千家 足立原茶道会