古くからの佇まいを残す「中津往還(なかつおうかん)」。街道沿いには、南側から、箒博物館市民蔵常右衛門、古民家山十邸、龍福寺などの観光スポットがあります。龍福寺山門下の「近藤坂」を下っていくと、「かながわのまちなみ100選」に選ばれた古い街並みが残る「下谷(したや)地区」に進みます。
近藤坂下から下谷地区南(八菅橋方面)に伸びる道には、1本の水路がとおっています。そこは、「しょうぶの里」と呼ばれ、5月下旬から6月上旬にハナショウブが咲き誇ります。
毎年5月下旬から6月上旬にかけ、美しい色鮮やかなハナショウブが開花の時期を迎えます。
開花時期になると、地域の住民の皆さんの手によって、夜間に提灯が点灯し、一帯には幻想的な雰囲気が演出されます。
「ライトアップ」より、「提灯点灯」というフレーズがしっくりくるのは、喧騒から離れた場所にある「下谷の夜」が醸し出す、ある種の懐かしさからでしょうか。
※周囲に駐車場はありませんのでご注意ください。
「しょうぶの里」付近の観光スポット