※開館状況は、愛川町ホームページをご確認ください。
平成21年にオープンした郷土資料館。入るとすぐ目に飛び込んでくるのは、1987年(昭和62)に愛川町で発見された300万年前の古代象ステゴドンゾウ(アケボノゾウ)の化石(レプリカ)です。
郷土資料館では、愛川の歴史や自然科学に関する多くの資料を保管、研究し、展示をしています。毎年様々なテーマの企画展も開催するほか、昆虫観察会や史跡見学会など参加型の講座も多く、「ふるさと愛川」のリアルを体感できます。
歴史のコーナーでは、「修験の山」として知られる八菅山の役行者像(レプリカ)や三増合戦の陣立図、古文書などが展示され、歴史を体感することができます。
また、「撚糸(ねんし)」、「半原宮大工(はんばらみやだいく)」、「中津箒(なかつほうき)」、「海底和紙(おぞこわし)」など、愛川の伝統産業の資料も展示されています。
現在の「内陸工業団地」にあった「旧相模陸軍飛行場(中津飛行場)」の展示もされています。隔年夏には「戦争の記憶」展を開催。ふるさとの先人達が体験した戦争の惨禍と、「復興」の歩みを伝えます。
出口では、県指定無形民俗文化財の「三増獅子舞」の展示がされています。等身大の三頭獅子舞は、迫力があります。
自然科学のコーナーでは、町内に生息する昆虫の標本が、たくさん展示されています。宮ヶ瀬ダムの建設前に存在した中津渓谷の渓岸植物や、里山や県立あいかわ公園付近に生息する動物たちが、実際に館内に生息しているかのような展示を見ることもできます。
県立あいかわ公園などで開催される昆虫観察会では、昆虫の専門家である学芸員や、サークル愛川自然観察会の会員などがガイドを担当!!君にも虫が取れる!!