※このイベントは終了しました。以下はイベント当日の現場レポート記事です。
写真でも実感できるのではないでしょうか?とっても長くて急な「流しソーメン」であることに…‼
半原にあるお寺日蓮宗 半原山 顕妙寺(愛川町半原4325)の敷地の竹を切り、お寺の入り口から境内に伸びる約30mの斜度が高い「バーティカル」な階段を使って行ったのは、なんと「流しソーメン」‼参加者体験型のアウトドアなイベント「バーティカル流し素麺in顕妙寺2018」が開催されました。
イベント名の由来となった「バーティカル」とは、急勾配の斜面を登るトレイルランニングのタイプの1つ。「竹」と「トレイルランニング」をコンセプトに町内で活動している「!竹トレらん部!」が2016年から開催している人気のイベントで、今回も町内外から老若男女国籍問わず約90名の参加者が集結。みんなで協力しながら、イベントを存分に楽しみました‼当日の様子を写真で振りかえってみましょう‼!
1.竹を切る
参加者は午前9時30分に顕妙寺に集合し、奥の竹林で、数本の竹を1本ずつ切り倒し、お寺の境内へと運びました。
境内に運ばれた竹の枝の部分を、参加者がノコギリで切り落としていきます。
枝を綺麗に切り落としたら、いよいよ樋を作る作業です‼
2.樋を作る
ソーメンを流すための樋を作るため、竹割を行います。先端部分にハンマーでナタを割り込み、ある程度広がったら竹ぼうきの柄ぐらいの太さの竹を間に入れ、竹を2つに割っていきます。節を割っていくごとに、「バコッバコッ」という音が境内に響き渡ると、参加者からは歓声が上がりました‼
竹を2つに割った後は、竹の節をハンマーで削っていきます。思ったより力を使わずに節を削ることができ、参加者の皆さんは熱中。「タンタンタンタン♪」という音があちこちで響いていました。
3.器や箸も作る
ソーメンを食べるため、器や箸ももちろん竹で作っていきます。器は、長さを調節した後、片方の節を残してノコギリで切ります。たくさんのソーメンを食べたいと思って、分厚い竹を切ってみましたが、切るのに大変時間がかかり、手がジンジンとしました。
縦にした竹をナタで割って、箸を作っていきます。両側の節を切り取った竹を2つに割り、箸のサイズの幅(2~3mm)に割っていきます。ナタを先端部分に差し込んだまま、地面に打ちつけていくと上手く割れます。
4.いよいよ樋を架ける
用意した3つの樋を、約30メートルの階段に架けていきます。ここは、スタッフさんの腕の見せ所。水を流しながら、細かい調整を繰り返し、ソーメンが流れるようにしていきます。
5.流しソーメン開始‼
!竹トレらん部!スタッフの「バーティカル流しソーメーン‼ヨーーーーイ‼スタート‼」の掛け声とともに、山盛りのソーメンが入ったざるを持ったスタッフが階段を一気に駆け上がり、流しソーメンが始まりました‼
ソーメンを受け取るには、階段上部の方が若干有利とのこと。階段下部の方は流れてくるソーメンの量が少ない上、スピードも加速して取りづらいそうです。
階段下部の参加者にもソーメンが行き渡るよう、中段当たりから流すスタッフ‼
動画
バーティカル流し素麺当日の様子を動画でも振り返ってみましょう‼見所は流し素麺スタート前の儀式‼スタッフが階段を一気にバーティカルしますので、臨場感を味わってください‼
編集後記
バーティカルって何!?から始まったこのイベント。材料となる竹も現地調達、樋も器も箸もすべて手作りということで、次から次へと作業があり、時間が経つのがとても速く感じました。スタッフの教え方や手際が非常に良かったこともあり、老若男女国籍問わず、参加者みんなが最初から最後まで笑顔だったのが印象的でした。イベント中、厚木市から初参加された方に感想を聞いたところ、「自然の中で体験するイベントは、とても楽しい。階段からの見晴らしも最高で、また来年も来たい。」と話され、大満足している様子でした。
!竹トレらん部!では、来年更にパワーアップして開催することも考えているようですので、乞う御期待です‼