八菅山一帯は、本山派修験の一拠点だったパワースポット。豊かな自然が広がり、神奈川県の自然環境保全地域に指定。「八菅山いこいの森」は、子供が楽しめるアスレチックなど、自然景観と調和した広場や施設、散策路があり、自然と触れ合える場所として、人気を集め、かながわの公園50選(植生研究の宝庫)にも選ばれています。家族・友人とのレジャーや動植物のウォッチング、ハイキングや森林浴、歴史散策など、自分に合った楽しみ方を見つけられるはず!
八菅山いこいの森には5つのゾーンがあり、散策路でつながっています。樹林や草地、湿地など様々な環境のもと、動植物が豊かな生態系を作っています。
散策路などで見られる植物や野鳥、昆虫などを紹介している八菅山いこいの森 自然観察路や八菅山いこいの森周辺の植物、八菅山いこいの森周辺の昆虫、八菅山いこいの森周辺の鳥、八菅山いこいの森の生きものたちも合わせてご覧ください。
ゾーン1 八菅神社社叢林
八菅神社の社叢林は、宗教的聖地として昔から伐採されることなく自然の状態が続いてきている森で、常緑広葉樹の巨木や樹齢100年を超える古木が加須多く自生しています。八菅山一帯の気候や風土が長い時間をかけて育んできた森の姿と言え、神奈川県の天然記念物に指定されています。
ゾーン2 お花見広場
社叢林を抜けると、突然森の様子が一変します。木炭や薪を生産するため、昔から伐採が繰り返されてきたため、常緑広葉樹は淘汰され、落葉広葉樹の雑木林となったものです。落葉した木々には様々な野鳥の姿も見られ、バードウォッチングも楽しめます。
ゾーン3 やすらぎ広場
尾根の平坦な散策路と梵天塚周辺が中心のゾーンで、四季をとおして様々な植物が観察できます。フィールドアスレチックも多くあります。
ゾーン4 展望台広場
八菅山いこいの森で標高が一番高い場所です。広場を周遊できる明るい散策路があり、四季をとおして様々な草花を観察することができます。標高225メートルの展望台から北東を向くと、中津の神奈川県内陸工業団地方面が眺望でき、さらに遠くに視線を移すと、東京スカイツリーを望むことができます。
ゾーン5 みずとみどりの青空博物館
「野外で生きたままの自然をみることができる施設」として整備された場所で、水生生物の生息地として作られた「トンボ池」、自然関係の資料などを展示している休憩所「あおぞら館」、クヌギ、カツラなどの落葉樹広葉樹が植栽された「芝生広場」があります。