食べる・泊まる

【あいかわCAFEめぐり】FUZEE CAFE

愛川町中のカフェをめぐる「あいかわCAFEめぐり」シリーズ。今回は「FUZEE CAFE」(フュージー・カフェ)。

田代運動公園すぐそばの住宅1階部分をリノベーションしたカフェで、気さくなマスターが淹れるコーヒーを楽しみながら、くつろぎの時間を楽しめます。

カフェ外観

道路からは、住宅にしか見えないカフェ。向かって左脇の小道から裏の方へに回ります。

改装した戸がカフェの入口。ウッドデッキから靴を脱がずに入ります。

カフェ内観

キッチンやダイニング、和室などの細かい仕切りを大胆に取り払った客席。日当たりが良く、冬でもポカポカ。

カフェオススメのメニュー

コーヒー

2階に併設された焙煎所 海波珈琲の「FUZEE CAFEブレンド」(主にブラジル産とコロンビア産の豆)を、マスターがハンドドリップで淹れてくれます。

深いコクの中にほのかな酸味が感じられ、後味はスッキリ。

【ホットサンド】

たまご・そぼろ・ツナ・ハムチーズの4種類。注文した「たまご」はゆで卵と玉ねぎをマヨネーズで和えたもの。お酒好きのマスターの味付けは「濃い目」。

【ベイクドチーズケーキ】

「コーヒーだけでは少し物足りない」というお客さん向けに用意。クリームチーズたっぷりなしっとりとした味。

マスター 佐藤 賢一さん

インタビュー動画

 開店の経緯

佐藤さんの前職は公務員。50歳を機に新たな仕事がしたいと考え、2018年夏、翌年3月に退職し好きだったコーヒーの仕事を始めることを決めました。個人店やチェーン店でコーヒーの淹れ方、焙煎の仕方などを学びながら、キッチンカーなどでの出店を考えていました。

しかし、事は中々上手く進みません。出店先が決まらないまま年が明け、退職時期が迫ってきました。悩んでいた佐藤さんに、「ここを店にしたらどうする?設計士に聞いてみようか」と声をかけたのは、学生時代からの友人で、この住宅を焙煎所 海波珈琲にしていた青木さん。佐藤さんは「自分の技術を磨きながら、色々なことを勉強していくにはちょうどいいかもしれない」と一大決心。改装期間を経て、2019年5月に「FUZZEE CAFE」をオープンしました。

駅前での出店を検討していたこともありました。ここは駅から離れているけど、中津川でバーベキューを楽しむ人が大勢いるし、お客さんは何とか来るだろうと思っていました。

 名前の由来

「FUZEE CAFE」という名前の由来は、佐藤さんが学生時代に組んでいたバイクツーリングのチーム名。行先のキャンプ場で、「FUZEE」という風の中でも点く大きな頭のマッチがあることを知りました。字面を気に行ってチーム名を「FUZEE」とし、その名前で宿を取ったり、お揃いのジャンパーを作ったりしました。卒業後もメンバーで集まる機会があれば使っていたチーム名。佐藤さんにとって「FUZEE」とは、「何か楽しいことがある!」と思える言葉だったので、カフェの名前に付けることも自然なことでした。

店内にはツーリング客のためのヘルメットラックも置かれています。佐藤さん自身も最近、バイクを再開したそうです。

愛川町について

佐藤さんは、カフェのオープンとともに、愛川町に引っ越してきました。来て1番ビックリしたことは、町営水道の水の美味しさ。コーヒーにも良く合うし、氷にしても匂いがせず、美味しいんだそうです。

「愛川町の美味しい氷」がたっぷり入ったカフェオレは、若者に大人気!

愛川町の景色も好きで、買い出しなどで外に出る度に、「空の青さが違う!」と感じています。

元々は都心部に住んでいた佐藤さん。最近は、便利な都心部より愛川町のような場所の方が、意外と住みやすいかもしれないと感じているそうです。

他のカフェとの交流

「1番新参者なので…」と、他のカフェにも積極的に伺う佐藤さん。仏果堂の木藤さんやCafe豊作の梅田さんには、よく相談したりしています。2人からは色々なアドバイスを受け、とても助かっているそうです。

 

カフェひとあし 小久保さんとの縁

前回の「あいかわCAFEめぐり」の動画で、「私とも意外なご縁が…」とFUZEE CAFEを紹介したカフェひとあし 小久保さんとの縁についてお聞きしたところ、以前、佐藤さんがここに遊びに来て、バーベキューなどを楽しんでいた仲間の中に、小久保さんの幼馴染の方が偶然いらっしゃったそうです。カフェひとあしのオープンは、FUZEE CAFEよりも少し早い2019年1月。「今度、私の幼馴染もカフェを始めるんですよ」と聞かされた佐藤さんは、「そんなことってあるんだ」と、意外な縁にビックリしたそうです。

今後の抱負など

開店から9か月。あるお客さんから、「FUZEE CAFEは、ツーリング途中の給水所」と言われたことが嬉しかったと話す佐藤さん。これからも、「給水所」という言葉を大事に、ツーリングの方でも、レジャーの方でも、近所の方でも、年配の方でも若者でも、カフェ初心者の方でも……どんなお客さんにとっても都合が良くて、楽しめて、安らげるところにしていきたいと思っています。

カウンターに座ると、目の前にドリップスタンドがあり、ドリップの様子を間近で見ることができます。先輩からのアドバイスやお客さんからの要望もあり、2020年から始めました。

カフェ情報

※掲載情報は変更となることがありますので、お出かけ前にカフェにご確認ください。

営業時間

午前11時〜午後8時/定休日:火曜日

主なメニュー(価格は税込みです)

ドリンク

  • コーヒー(ホット・アイス) 350円
  • カフェオレ(ホット・アイス) 400円
  • 薩摩の紅茶(ホット・アイス)400円
  • オレンジジュース 200円
  • コーヒーフロート 500円

※コーヒーのおかわり+150円、カフェオレのおかわり+200円

※コーヒー10杯チケット 3,000円

※海波珈琲コーヒー豆100g 600円、200g 1,100円

お食事

  • ホットサンド(そぼろ・ツナ・たまご・ハムチーズ) 400円
  • くん製(味付きたまご、ソーセージ、チーズ) 400円

※ドリンクセットは+250円

街中ではなかなかできない手作りのくん製は、都心部から来るお客さんに人気。燻煙材にコーヒーの粉を乗せ、色付きを良くしています。

デザート

  • ベイクドチーズケーキ 400円
  • まかないフレンチトースト 400円 ※ホットサンドが多く出る日の限定品

※ドリンクセットは+250円

  • バニラアイス 300円
  • チョコレート「Minimal -Bean to Bar Chocolate」ミニチョコレートセット(板チョコ1/10サイズを2枚+ドリンク) 600円

※NUTTY・FRUITY・SAVORYから選ぶ

※お持ち帰りは各1枚1,400円

アルコール

  • アサヒスーパードライ350ml 500円
  • 厚木地ビール「サンクトガーレン」330ml(ゴールデンエール・アンバーエール・ブラウンポーター) 900円

客層

  • 客層は幅広く、近所の方からドライブ、ツーリング、ロードバイク乗りの方などが訪れます。
  • トータルでは女性客が多いですが、夏場は男性客が増えます。田代運動公園のプールに子供を連れてきたお父さんが、帰りに寄られることも多いそうです。
  • 家族連れ・親子での来店も意外と多く、観光やレジャーの帰りに立ち寄られる方も多いそうです。
  • 一人での来店も大歓迎!長時間コーヒーとカフェの雰囲気を楽しまれる方もいらっしゃるそうです。
  • 仏果堂やCafe豊作など、近くのカフェから情報を得て、訪れる方も多いそうです。

席数

  • 店内 10席
  • テラス 2席

※全面禁煙

予算の目安

1人当たり 1,000円前後(ホットサンドのドリンクセット+ベイクドチーズケーキで1,050円)

その他

  • 敷地内に駐車場1台、バイクラックあり

次にめぐるお店は?

愛川カフェめぐりでは、取材したカフェの店主に次にめぐるカフェを紹介していただきます。佐藤さんが紹介したカフェは・・・下記の動画でご覧ください!

動画のとおり、次にめぐるカフェは「カフェ小さな庭」に決まりました!次回の「あいかわCAFEめぐり」をお楽しみに!

 

【検索用ワード 平山橋 勝楽寺 渓谷の布工房 広瀬河原 大矢孝酒造 残草蓬莱 半原のネクタイ キャンプ】

住所

愛川町田代234-1

MAP

TEL 050-5361-7926
URL

https://fuzee-cafe.com/