イベント情報

三増の獅子舞

2019.07.08

約300年前から伝わる華麗な演舞

7月14日(日)、三増(みませ)の諏訪神社で、「三増の獅子舞」が行われます。約300年前の江戸時代中期に始まったといわれている「一人立ち三頭獅子舞」で、神奈川県の指定無形民俗文化財となっています。

三増の獅子舞の保存

かつてこの獅子舞は、門外不出とされ、神社を中心に一町(およそ109m)より外へ出さぬ掟もあり、舞い手も村内の長男に限られていました。今では、三増獅子舞保存会により、三増の獅子舞の保存と後継者の育成が図られています。

開催日時・会場等

日時 2019年7月14日(日)午後2時30分~(道行)、午後3時~(演舞)

会場 諏訪神社(愛川町三増587番地)※雨天時は三増児童館で実施

※付近に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。

【電車・バス】

小田急小田原線「本厚木駅」下車。「厚木バスセンター10番乗場」から上三増行に乗車(約40分)。「三増」バス停で下車。徒歩1分。

【問い合わせ】

三増獅子舞保存会事務局 菊地原賢一 電話 090-1118-3993

郷土資料館 電話 046-280-1050

内容

道行

諏訪神社そばの「三増」バス停から、県道65号(厚木・愛川・津久井線)沿いに南東に100mほど離れた「獅子宿」という獅子舞の準備を行う場所で、身支度を終えた獅子たちが、軽い演舞を行いながら諏訪神社へ向かいます。これを、「道行(みちゆき)」と呼んでいます。「獅子宿」は、「シモノクラ」「河内屋」と呼ばれる個人宅です。「獅子宿」は1年ごとに交代し、来年は「三増」バス停から、県道65号沿いに北西に100mほど離れた「カミノクラ」「三河屋」と呼ばれる個人宅となります。

演舞

本イベント記事を掲載時、「保存会の演舞の後に、県立愛川高校で「伝統文化」という選択科目をを受講している高校生による演舞が披露される」旨の掲載がありましたが、昨年度で三増の獅子舞の学習は終了したため、高校生の演舞は披露されません。

諏訪神社に到着した一行は、神社の境内で15分間の舞を披露します。獅子は父の巻き獅子、母の玉獅子、子の剣獅子の3頭。それぞれ一人で舞を行うことから、「一人立ち三頭獅子舞」と呼ばれます。

演舞には、老婆の面をかぶった指導役(オーケストラでいう「指揮者」)のバンバ、露払い役の天狗、花笠(ササラという楽器を演奏する役))、笛師、歌師等が加わります。

【動画】神奈川県指定無形民俗文化財 三増の獅子舞  

関連イベント 写真展 郷土資料館季節展「三頭獅子舞」

「三増の獅子舞」のように、三頭獅子舞あるいは三匹獅子舞と呼ばれる三頭の獅子が組になって舞う民俗芸能は、西日本にはなく、神奈川・山梨・長野・新潟を結んだ線から東に分布しており、同じ三頭獅子舞といっても、各地域で、獅子頭の形状や演舞形態などが、少しずつ異なっています。

写真展は、愛川町における「三増の獅子舞」の素晴らしさを知っていただくとともに、日頃は比べて見ることができない各地の無形民俗文化財を、一堂に展示しています。

横浜市牛込の獅子舞

東京都檜原村 藤倉の獅子舞

開催日時・会場等

日時 2019年07月12日(金)まで ※午前9時~午後5時 6月17日(月)、24日(月)、25日(火)、26日(水)、7月1日(月)、7月8日(月)は休館。

会場 郷土資料館

問い合わせ 046-280-1050 詳細はコチラをご覧ください。

※入館無料ですが、期間中の土曜日・日曜日は、県立あいかわ公園駐車場が有料となります。車でお越しの方はご留意ください。

※駐車場から資料館までは、坂道もありますので、お身体が不自由な方は、あらかじめご相談ください。

住所

愛川町三増587(演舞会場 諏訪神社境内)

MAP

TEL 090-1118-3993
URL

https://www.town.aikawa.kanagawa.jp/soshiki/kyouikuiinkai/spobun/kyodo/event/sisimai.html